長途遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2016年12月21日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 長途(おさんど)遺跡
所在地 岩手県下閉伊郡普代村第19地割字白井地内
事務所
調査期間 平成28年9月16日~12月16日
時代 縄文・弥生
検出遺構 竪穴建物跡、焼土、墓壙、土坑、陥し穴状遺構
出土遺物 縄文土器(前期)、弥生土器(中期~後期)、石器、紡錘車(弥生後期)

 

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今年度の調査を終了しました。最終日は快晴でした。
(平成28年12月16日現在)

 

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十和田中掫火山灰(To-Cu)を掘削除去したら、底面は焼け土と見紛うような赤錆だらけでした。火山灰が堆積したとき、沼地だったのでしょうか?沼底に留まる赤錆と類似している印象です。この範囲の土器や石器は、横向きに寝た状態で出土します。水流のない穏やかな場所かもしれません。
(平成28年11月23日現在)

 

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緩斜面地に囲まれた谷底地形に約6,000年前に降った十和田中掫火山灰(To-Cu)が堆積しています。火山灰の下からは縄文時代前期の土器が出土しています。
(平成28年11月22日現在)

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弥生時代の糸紡ぎ道具である土製紡錘車が出土しています。菱形の線上にたくさんの刺突がなされ、外側に三角形の線で花弁のような模様を描いています。勝手な想像ですが、花好きなオシャレ女子の持ち物かもしれません。
(平成28年10月17日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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