平成26年度調査
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西平内Ⅰ遺跡
東日本大震災関連発掘調査
いわて調査情報/2014年12月1日現在
DATA
※この遺跡の調査は終了いたしました。
遺跡名 | 西平内Ⅰ(にしひらない1)遺跡 |
所在地 | 岩手県九戸郡洋野町種市第37地割地内 |
事務所 | 080-1668-0103 |
調査期間 | 平成26年6月2日~9月30日(予定) |
時代 | 縄文時代 |
検出遺構 | 縄文時代:配石遺構、集石、陥し穴、焼土遺構、土坑等 |
出土遺物 | 縄文時代後期初頭~前葉:土器、石器、土製品、石製品 |
本遺跡の目玉である配石遺構群ですが、次年度に調査を継続することとなりました。
写真のように、配石墓のひとつひとつを砂が入った土のう袋で固定し、ブルーシートで調査区全体を覆って年を越します。
「新たな発見」の予感がしますが、どんな成果があるでしょう?
(平成26年11月21日現在)
当初の調査範囲は東側に広がり、溝状の陥し穴がいくつか確認されています。
落し穴は罠ですから、遺物が出てくることは少ないのですが、写真の陥し穴の底付近から、祭祀に関わる土製品が出土しました。縄文時代後期のものと思われ、配石遺構とほぼ同じ時期に機能していたようです。果たして単なる罠?
(平成26年10月27日現在)
配石墓は46基ありそうです。そのうちの一つですが、礫がぐるりと二重に巡っています。真ん中付近にある丸石に、ドキッとしました。
(平成26年10月10日現在)
配石遺構を構成する配石墓をたちわり、石の下にある土坑の断面図を作製している様子です。人骨や副葬されたものは出土していません。
(平成26年9月11日現在)
配石遺構としている石の集合体のひとつですが、角張った石や丸味のある石が混在しています。「配石墓」という縄文時代後期のお墓と考えています。
このようなお墓が50基ほど弧状に並んでいることが分かりました。
(平成26年8月28日現在)
写真は調査区の全景と石の配置を作業員の方々を入れて表したものです。
■8月8日(金)11時から現地説明会を開催します。興味のある方は是非お越し下さい。
(平成26年8月4日現在)
多数の配石・集石遺構が確認されました。写真は石をきれいに表す作業を行っている様子です。縄文に生きた人々はどのような思いでこの石を組んだのでしょうか。
(平成26年7月4日現在)
現場は6月2日から開始されました。調査区の北西端は沢で区切られ、全体に何とも言えない雰囲気がある場所です。さて、調査ではなにが出てくるのでしょうか?
(平成26年6月11日現在)
※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。