平成26年度調査

県央県北県南沿岸

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伏津館跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2014年8月18日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 伏津館(ふしつだて)跡
所在地 岩手県九戸郡野田村大字野田第21地割79-1ほか
事務所 080-2820-1514
調査期間 平成26年4月10日~8月8日
時代 縄文、古代、中世
検出遺構 縄文時代:陥し穴
中 世 :曲輪、土塁、堀、掘立柱建物跡
出土遺物 縄文時代:土器、石器
中 世 :陶磁器、石臼
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8月8日、伏津館の発掘調査が終了いたしました。
関係者の皆様、地域住民の皆様のご協力に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
(平成26年8月8日現在)

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曲輪1から、金色に光る遺物が出土しました。刀装具の一部だと思われます。
(平成26年7月30日現在)

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現地説明会の会場では、これまでの調査で出土した遺物を展示しました。
(平成26年7月18日現在)

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7月16日、伏津館跡の現地説明会が開催されました。平日にも関わらず、100名以上の方に来跡を頂きました。写真は建物の柱の痕について説明している様子です。
(平成26年7月18日現在)

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調査区で最大の建物跡です。柱の痕から、四方に庇(ひさし)が付いた2間×5間の建物であったことが分かります。当時の外観は?所有した人物は?その暮らしぶりは?野田村の未解明の歴史に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
■伏津館跡現地説明会7月16日(水)11時~ ※日程が変更になりました。
皆様のお越しをお待ちしております。 (平成26年6月27日現在)

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調査現場が小高い尾根上にあるため、毎日の昇り降りが足腰にこたえます。急な斜面で足を滑らさないように、階段を設置しました。
(平成26年6月20日現在)

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防御施設③切岸
斜面の土を削り取り、人工的に造られた絶壁を切岸といいます。土塁と同様に高さと急勾配によって敵の侵入を防ぎます。
(平成26年6月13日現在)

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防御施設②土塁
土塁とは、敵の侵入を防ぐために帯状に土を盛った遺構のことです。写真の土塁は、主郭の西から南側に巡らされており、人の身長よりも高く土が盛り上げてあるのが分かります。
(平成26年6月6日現在)

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防御施設①堀切
堀切とは、山の尾根を分断している堀で、山城特有の防御施設です。簡単には越えられない深さと幅があります。
(平成26年5月23日)

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中世の山城は、戦いや敵の侵入に備えて、地形に様々な工夫を施していました。掘削によって現れた、当時の防御施設を紹介していきます。
(写真は平成26年5月、調査区南側の様子)

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出土した硯の一部です。欠片を接合すると、どんな形になるのでしょうか?復元するのが楽しみです。
(平成26年5月16日現在)

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柱穴の中から、硯(すずり)が出土しました!
(平成26年5月16日現在)

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実測の様子です。遺構の大きさや形を正確に図化します。実測しているのは、大阪府から復興派遣で来てくれている伊藤さんです。この建物の柱穴の深さは、深いもので約80㎝もあります。
(平成26年5月9日現在)

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建物の形が見え始めています。作業員さんが掘っているのは柱の痕で、縦横にきれいに並んでいます。四方に庇(ひさし)が付いた2間×5間の建物跡と考えられます。
(平成26年4月30日現在)

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城館があった当時は、丘陵の地形や人工的な土盛りによって外敵の侵入を防いでいたと考えられます。起伏の激しい調査区では、上り下りもひと苦労です。急斜面での作業は、安全帯とロープを装着して慎重に行っています。
(平成26年4月23日現在)

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4月10日、今年度の調査が始まりました。写真は調査区の最高所で、城館の主郭があったと考えられる場所です。今年度も地元の作業員さんと力を合わせて、野田村の歴史を紐解いていきたいと思います。
(平成26年4月15日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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