現地説明会
岡田遺跡現地説明会を開催しました。
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岡田遺跡現地説明会 フォトレポート
10月21日(土)北上市岡田遺跡の現地説明会を行いました。
発掘現場は36,000㎡を超える広大な場所で、4月から調査を進めてきました。
その結果、丘の上一面から縄文時代の落とし穴群、南向き斜面から平安時代の集落が見つかりました。
平安時代の竪穴住居です。方形に掘りくぼめた穴の一辺にカマドがあります。
左手に溝のように見えるのは煙道で、煙突の役割があります。
岡田遺跡では、カマドはあるのに煙道のない竪穴住居も見つかっています。
落とし穴です。底にさらに穴があります。
こちらも落とし穴ですが、円形の落とし穴と溝状の落し穴の一部が重なって見つかっています。溝状の落し穴の方が後からつくられました。
曇り空で始まった説明会でしたが、日が陰り、雨が降ってきました。
テントの中に何かあるようです。
四角い穴が掘られていますね。何でしょうか。
横に細長く、黒い土が見えます。覗き込むと
溝状の落とし穴を縦に切ってみたものです。
このように両端がオーバーハングしている様子がわかります。
事務所のわきでは、住居跡から見つかった平安時代の土師器など出土遺物を展示しています。
今回の現地説明会ではおよそ80名の方にお越しいただきました。ありがとうございました。
2023年11月20日掲載
※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。