中林下遺跡
いわて調査情報/2022年5月30日現在
DATA
遺跡名 | 中林下(なかばやしした)遺跡 |
所在地 | 奥州市 |
事務所 | 019-638-9001(埋蔵文化財センター) |
調査期間 | 令和4年4月1日~令和5年3月31日 |
時代 | 平安時代 中世 |
検出遺構 | 掘立柱建物 土坑 溝跡 堀跡 竪穴住居 |
出土遺物 | 土師器 須恵器 木製品 柱根 陶磁器 |
令和2・3年度に調査を行った中林下遺跡の室内整理を、8月末までの期間で行っています。
今年度はこれまでに、バラバラになって出土した土師器・須恵器の破片を繋ぎ合わせる土器の接合(写真1)、接合を終えた土器を元の姿に戻し、足りない部分は石膏で補強する復元(写真2)、土器表面に残された模様や製作の痕跡を写し取る拓本(写真3)を進めています。
また、今回の調査で多く出土した柱根などの木製の建築部材は、空気に触れると形状が変化してしまうことから、3Dスキャナーで形状を速く正確に計測しています(写真4,写真5)。
(令和4年5月30日現在)
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