イベントレポート
青野滝北Ⅰ遺跡 現地説明会レポート
去る平成26年8月23日(土)、宮古市田老にある青野滝北Ⅰ(あおのたききたいち)遺跡で現地説明会が開催されました。
最近はずっと雨予報だった上に、現地説明会の前日も現場は夕方から雷を伴った土砂降りで、一時は斜面を川のように水が流れる状況で開催が心配されましたが、当日は快晴の説明会日和になり、85名もの方に参加頂きました!
青野滝北Ⅰ遺跡は、東日本大震災からの復興関連事業で生じた土砂の受け入れ場所となるために行われている緊急発掘調査です。
この遺跡では、縄文時代中期後葉(約4,000年前)の集落跡が見つかりました。同じ場所に住居が何回も建て直されていることが分かり、当時のこの地域は生活に適していたようです。
岩泉から母娘で参加された方は、
「夏休みの自由研究で、土曜開催だったので来た。初めて現地説明会に参加してみたが、何千年も昔の家の跡や、土器なんかが土の中から出てくるのが楽しかった。こんな山の中でも、人が暮らしていたことが分かった。」
と話していました。
当日の資料はこちらから(PDFファイル)
2014年8月23日掲載
※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。