小田ノ沢遺跡
東日本大震災関連発掘調査
いわて調査情報/2016年10月31日現在
DATA
※この遺跡の調査は終了いたしました。
遺跡名 | 小田ノ沢(こだのさわ)遺跡 |
所在地 | 岩手県九戸郡洋野町種市第3地割地内 |
事務所 | |
調査期間 | 平成28年7月25日~10月27日 |
時代 | 縄文時代 |
検出遺構 | 竪穴住居跡、土坑、陥し穴 |
出土遺物 | 縄文土器、石器 |
7月25日から始まった小田ノ沢遺跡の調査では、縄文時代前期の竪穴住居跡14棟、土坑60基を数える集落であることが分かりました。どちらも同じ場所に重複して作られていることから、太平洋を見下ろすこの土地はよほど住みよい土地だったのでしょう。調査は10月27日で終了しました。
(平成28年10月27日現在)
9月28日に紹介した縄文時代の竪穴住居跡が掘り上がりました。直径約7m、深さ77cmで、この遺跡の中では大型の住居跡になります。ちなみにこの写真には調査中のものも含めて8棟の竪穴住居跡が写っています。興味のある方は探してみて下さい。
(平成28年10月12日現在)
竪穴住居跡の密集地帯を掘り始めました。ベルト沿いにトレンチを設定し、遺構の深さなどを確認しながら掘り進めています。中央に見える白線が住居跡の範囲です。これまでに7棟の住居跡や、30基を超える土坑が見つかっており、今後も増加することが見込まれます。
(平成28年9月28日現在)
検出した遺構の精査を開始しました。写真は竪穴住居跡の精査中の様子です。土層観察用のベルトを残しながら掘り進めています。
(平成28年9月7日現在)
台風一過の快晴の空の下、地面を削り遺構の検出作業を行っています。以前見つかっていた土坑などの他、竪穴住居跡と思われる遺構も新たに見つかりました。今後これらの遺構を精査していきます。今後の更新をお楽しみに・・・
(平成28年9月1日現在)
今週から、重機を入れての表土掘削を行っています。早くも土器や石器も見つかっています。トレンチからは、土坑や落とし穴と思われるシミが見つかっています。やはり何らかの生活の痕跡が残っている様ですね。
(平成28年8月18日現在)
小田ノ沢遺跡の調査を開始しました。北側に太平洋を臨む尾根の頭頂部を調査します。現在トレンチを設定して、試掘を行っています。オーシャンビューのこの遺跡では一体どんな発見が待っているのでしょうか?調査の進展にご期待ください。
(平成28年7月26日現在)
※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。