イベントレポート
中村遺跡 現地説明会レポート
平成27年6月20日(土)午後1:00から、北上市にある中村遺跡(なかむらいせき)で現地説明会を開催しました。当日は、各地で天候の急変が心配されましたが、幸いにも現地説明会の最中は雨も降らず、約90名の方にご参加頂きました! たくさんのご参加ありがとうございました!
中村遺跡は、北上川中流部の堤防建設に伴う発掘調査を行っている遺跡です。
北上川に沿った河岸段丘にある奈良・平安時代の大規模な集落跡で、すぐお隣の千苅遺跡(せんがりいせき)から北側に続いています。竪穴住居跡など多数の遺構をはじめ、北上川の交通や漁業、川沿いの肥沃な土地での農業など、当時の生業がうかがえる遺物が次々と発見されました。
八幡平市から参加された男性は、「今後、安倍氏や国見山廃寺跡などとの関連がわかればおもしろい」と話していました。
○中村遺跡の現地説明会資料はこちらからダウンロードできます。
2015年6月25日掲載
※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。