平成27年度調査
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石峠Ⅱ遺跡
東日本大震災関連発掘調査
いわて調査情報/2015年7月31日現在
DATA
※この遺跡の調査は終了いたしました。
遺跡名 | 石峠Ⅱ(いしとうげ2)遺跡 |
所在地 | 岩手県下閉伊郡山田町石峠第2地割6-30ほか |
事務所 | 080-2819-5006 |
調査期間 | 平成27年4月17日~7月31日(予定) |
時代 | 縄文、古代、中世、時代不明 |
検出遺構 | 縄文時代:竪穴住居跡、フラスコ、陥し穴、土坑 中 世 :製鉄関連遺構 |
出土遺物 | 縄文時代:土器、石器、土製品、石製品 古 代 :土師器、鉄製品 中 世 :鉄滓 |
近隣の方々をはじめ調査にご協力くださった皆さま、ありがとうございました。
(平成27年7月30日現在)
石峠Ⅱ遺跡の発掘調査も残りわずかとなりました。そんな中、とても珍しい住居を見つけました。約8mの大きな住居ですが、注目してほしいのは住居の中央下にある複式炉です。炉の周りに石がきれいに装飾されているのが見えます。
(平成27年7月17日現在)
7月11日(土)午後1:30から、石峠Ⅱ遺跡の現地公開を実施しました。当日は、天候にも恵まれたこともあり、108名の方にご参加頂きました。参加された方は、様々な遺構や展示遺物、また実際に調査している様子を興味津々に眺めていました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
(平成27年7月13日現在)
写真ではわかりにくいですが、8mを超える大きな竪穴住居跡の調査を行っています。
11日は現場を公開して写真のような調査をしている状況を見て頂きたいと思います。皆様のお越しをお待ちしております。
(平成27年7月8日現在)
前回にひき続き溝状の陥し穴です。前のものにくらべて、溝は人が入れないほど細く、穴もありません。石峠Ⅱ遺跡では溝状の陥し穴が多くみつかっています。縄文時代の竪穴住居跡に上が削られ、住居の床に下の部分のみが残っていました。他にも右手前にはフラスコ状の土坑が、左奥では円形の土坑が重なるなど、多様な遺構が重なり合っていることがわかります。
(平成27年6月30日現在)
石峠Ⅱ遺跡では陥し穴が約260基見つかっています。形状は大きく分けると円形、楕円形、溝状の3種類あり、上の写真は溝状の陥し穴です。石峠Ⅱ遺跡では底に小さな穴が2列きれいに見つかっているものは珍しいです。
(平成27年6月19日現在)
写真上は縄文時代の家の跡(竪穴住居跡)です。
規模は長軸で9mほどあり、本遺跡では最大のものになります。
写真手前に見える石で囲われた部分は、複式炉とよばれる囲炉裏の跡です。
また写真中央の赤線内は、埋設土器(まいせつどき)とよばれる深鉢を伏せて埋めたものが発見されました(写真下)。
(平成27年6月8日現在)
中世のものと考えられる製鉄炉です。
炉の部分(写真中央奥)は還元作用により青黒く変色しています。
その斜面下方には炉から排出された鉄滓の一部がそのまま残っています(写真中央)。
(平成27年6月1日現在)
直径3m程の竪穴住居跡のまん中から、石組と床に埋設された土器が出てきました。
焼けた跡(土が赤くなっているところ)がありここで火を使っていたことがわかります。
埋められている土器から縄文時代中期後半という時期も特定することができそうです。
(平成27年5月28日現在)
縄文時代前期の竪穴住居跡です。
写真ではわかりづらいですが浅い大きな住居(奥)の下にもう1棟住居(手前)がありました。
写真手前の住居の断面実測が終わって作業員さんが土層観察用に残しておいたアゼを崩して掘っているところです。
(平成27年5月22日現在)
昨年度からの継続調査ということで、早くも遺構の調査が進んでいます。
写真右側奥では鉄生産関連遺構の調査、その手前では縄文時代の住居跡の調査が行われています。
(平成27年5月11日現在)
4月17日より今年度の調査を開始しました。今年も宜しくお願いします。
昨年度途中にしていた製鉄関連遺構の調査をしている状況です。写真右側と左側奥に炉が確認されています。
(平成27年4月23日現在)
※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。