イベントレポート

高田城跡 現地説明会レポート

平成26年11月8日(土)、陸前高田市にある高田城跡(たかだじょうあと)で現地説明会を開催しました。
 天候の崩れはなかったものの強風の吹き荒れる寒い日となりましたが、それにもかかわらず今年最多・約180名の方にご参加頂きました!たくさんのご参加ありがとうございました。

高田城跡は、土地区画整理事業に伴う復興関連の発掘調査です。
 城館跡が見つかっていますが、時代ははっきりと分かっていません。遺物もほとんど見つかっておらずまだまだ謎が多い遺跡ですが、敵の侵入を防ぐためかなりの規模の防御策が施されています。この遺跡は2か年計画で発掘をする予定なので、今後の謎の解明が期待されます。

地元から家族で参加された方は、
「地元から、新聞で見て来ました。主郭がどこだか分らなかったが、城館跡は迫力があり見てて面白い。」
「地元に住んでいて、チラシを見て来ました。昔からあるがどんな城なのか興味があった。(高台移転の土地だが)地元の名所として残して欲しいともちょっと思う。」
と話していました。

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開会のセレモニーです。今回は今年最多の190名もの方にご参加いただきました!強風吹き荒ぶ中ありがとうございました!

開会のセレモニーです。今回は今年最多の180名もの方にご参加いただきました!強風吹き荒ぶ中ありがとうございました!

現場へ移動しますが、城館跡は高低差があります。迫力はありますが、敵の侵入を防いでいたため危ない場所も結構あります。皆さん気を付けて…

現場へ移動しますが、城館跡は高低差があります。迫力はありますが、敵の侵入を防いでいたため危ない場所も結構あります。皆さん気を付けて…

虎口(こぐち)と呼ばれる出入り口の跡を歩いていますが、下には堀跡があります。 この高さなら敵も侵入しにくいですね。でも落ちたら…

虎口(こぐち)と呼ばれる出入り口の跡を歩いていますが、下には堀跡があります。
この高さなら敵も侵入しにくいですね。でも落ちたら…

切岸(きりぎし)という、これも敵の侵入を防ぐ壁です。ここは裏手が3m・表が5mと、正面が高く作られているようです。

切岸(きりぎし)という、これも敵の侵入を防ぐ壁です。切岸は裏手が3m・表が5mと、正面が高く作られているようです。

主郭での説明です。この城館では遺物がほとんど見つかっておらず、生活の痕跡はありませんでした。 砦のような防御のための城館だったのでしょうか?

主郭での説明です。この城館では遺物がほとんど見つかっておらず、生活の痕跡はありませんでした。
砦のような、防御のための城館だったのでしょうか?

主郭部分は結構広く皆さん色んな場所で写真を撮っていました。上から眺める海や町の景色を、当時の人もここから眺めていたのでしょうか。

主郭部分は結構広く、色んな場所で写真を撮っていました。上から眺める海や町の景色を、当時の人もここから眺めていたのでしょうか。

 

当日の資料はこちらから

2014年11月11日掲載

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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